山下樹春さんの留学ストーリー
山下樹春さん
オフィスラポールカナダのひとりめの高校卒業生!!
約3年留学
2020年6月30日カナダ高校卒業
2021年9月にカナダの大学入学
カナダのゴールドリバー高校を卒業後、現在バンクーバーアイランドのノースアイランドカレッジでSocial Serviceを専攻
「わたしの留学Journey ~本当のわたしと出会う旅」
小学校5年生ぐらいから英語にすごく興味があり、いつかは英語を喋れるカッコいい女性になりたいと心の中でいつも思っていました。
中二の夏、一回目の私の人生の中のタ-ニングポイントがありました。
それは今は天国支部におられる塩川さんから紹介をしてもらったYMCAキャンプです。
自然の中で様々な国の同年代ぐらいの子達と触れ合い、あの夜、尚子さんと出会い話した事で、私の中の何かが大きく変わり、絶対に留学をしたいと思いました。
尚子さんは今でも私にとって第二のカナダのおかんのようで、親友みたいな存在ですね。
ここから、私の第一章の旅が始まりました。
1年目
バンクーバーの空港に、英語の右も左も分からない当時15歳の私が一人で到着しました。爽やかな風に吹かれワクワクが込み上がってきながらも、どこか孤独を感じた7月29日の涼しい夏の日。その日から、緊張とワクワクだらけで毎日が冒険をしているかのような日々でした。
ホストファミリーと出逢い、新しい友達、大人の人達との出会い、新しい経験ばかりの忙しい日々が過ぎました。
毎日毎日英語漬け、英語が分からない私にとってはとっても大変でした。
何かを頼むだけでも毎回緊張してましたね(笑笑)。
何回も聞き直して、変な英語が中々伝わらんくて(伝わらんの当たり前やんww だって変やもん)泣きそうなった。それでも優しく聞き直してくれた周りの人達に感謝です。
ホストファミリーとは毎日、共に暮らしてるから慣れていくはずやのに、なんかどっかで気を遣ってて、会話ついて行くんに必死必死。
会話するのも緊張してたなぁ〜、思春期もあって私がツンツンしてたのもあると思う(笑笑)。振り返ってみてわかることってありますね。
学校とかでもパソコンいじるの分からんし、日本の学校ではあんまやった事ないdiscussion 、プレゼンも多いし、毎日冷や汗の連続。
そんな大変な中で、ホストマザーに言われました。
「このは、気遣わんでええで、そのままで素晴らしいんやから」
なんてうれしい事言ってくれる( 涙)。そして、そこからの私は少しずつ心を開いて行き、持ち前の明るさ&フレンドリーさを全開にし友達が何とか出来ました。
なんとか日常英会話ぐらいの英語は半年ぐらいには喋れるようになりました。
それはもちろん、現地の友達のおかげでもあるのですが、学校で出逢った同じ日本から来た思いやり溢れる英語ペラペラ(現地の子レベル)の自慢の友達との出会いのお陰です。
毎日、彼女との帰り道で英語を喋る事で、彼女から沢山のフレーズと単語を教えてもらいました。今でもその子は私にとって大切な友達です。
そんな毎日を過ごす中でいろんな価値観を持ってる人がいる事、日本の当たり前が当たり前ではない事を幾度も経験し理解した私は、次第に心に変化があり「カナダに残りたい、カナダの高校を卒業したい」と言った思いが日に日に強くなっていきました。
その思いを親に伝え、カナダに残り高校に行く事になりました。それが私の第2のターニングポイントになりました。まだまだ、私の旅は続きます。
2年目
2年目の夏は衝撃的な出来事ばかりでした。
それはバンクーバーの語学学校ベクターインターナショナルでの憧れの先生達の出逢いです。
1年目に努力して伸ばした英語力にトコトン駄目だしをくらい、
私はこの一年何をしてきたんだと愕然としました。
その時、私は本当の意味での英語の壁を思い知らされる事になるのです。
まだまだ、自分の事でいっぱいで未熟な私は正直、
その時は先生に腹が立ったと事も覚えています。
それと同時に私もあんな風にかっこよく喋れるようになりたい、そしていつか、先生みたいに芯をしっかり持ち、人の為に一生懸命になれる女性になりたいと強く思いました。
私の負けず嫌いが激しく点火しました。本当の意味での戦いが始まりました。
寝る時間を削って頑張った2か月間。
この2か月は英語だけではなく人として大きく変われた夏になりました。
本当に今でも感謝してもしきれないです。
英語力が飛躍的に伸びたお陰でカナダの友達との関係も前より深い付き合いができるようになり、新たな経験も違う目線で見る事ができるようになりました。
そして前よりも確実にメンタルが強くなった自分がいました。
その一方で、1年目のワクワク楽しさよりも2年は苦悩の日々をおくっていました。
大好きなバスケをやめて図書館で勉強にあけくれた日もありました。
成長できた分、もっと上を目指すようになり、英語の面だけではなく、人としても自分の理想像に全く追いつかずまったく成長出来ていないと葛藤の日々でした。
そんな中で私は違う学校で新しい友達を作り、
3年目の高校生活を締めくくる事を決めました。
それは私にとって3回目のターニングポイントになりました。
ターニングポイントたくさんあり過ぎですけど、多分、人生そんな事の連続かもです。
3年目
小さな飛行機に揺られて、自然だけはふんだんにあるバンクーバーアイランドの秘境の村、Gold River に到着したの自分をよく覚えています。
そこでの出逢いはVancouver では味わえない事だらけで、新鮮な経験に毎日が楽しくて仕方ありませんでした。この学校は少し特殊で学校の学生数は約200人のとても小さな学校です。そして毎週末、みんなでキャンピングに行くようなアウトドアがとても盛んな学校です。周りの人達も凄くオープンで、面倒見のいい人達ばかりでした。
カナダ留学3年目は私にとってカナダ人の優しさと愛に触れ、青春を満喫、大切な仲間、友達ができた年でした。
この頃にはある程度英語が喋れるようになっていた私は沢山の人達と話しをする機会が増え、自分の将来について考え始めました。大好きなバスケを再開して、チームメイトと練習して、試合で勝利を分かちあった日。
帰り道、友達と語り尽くした夜。
仲間達とのキャンプ、そしてスキーに行った日。
夜みんなで集まってのMovie night。
女子二人でsleep over したガールズナイト。
思い出すだけで楽しくて楽しくて仕方がありません。
それは私が思い描いてた高校生活でした。
残念ながらコロナの影響で急遽、日本に帰りzoomで授業を受けていた4ヶ月間、graduation ceremony(卒業式) にも参加する事はできなかったのですが、実現しなかった卒業旅行を「絶対に行こう!早く帰ってきてね」と言ってくれる友達が
カナダにできて心から嬉しいです。
6月30日、私の旅、第一章はエンディングを迎えました。ここまで長い旅の私のストーリーを読んでくださってありがとうございます。
1.カナダ留学して自分が具体的にどう変わった点
留学で私は自分がすごく変わったなぁ〜と思うし、人からもよくそう言われます。
元々は自分に自信がなくて、いつもみんなと一緒の事をしないといけないと人に合わし、
人に対して気を使いすぎてたんです。
でも留学を通して、いろんな価値観を持つ人がいることを学び、人は人、ありのままの自分でいいんだと思えることができて自分に自信を持つ事が出来ました。
以前よりもっとポジティブで前向きになれたと思います。
2.留学してよかったこと、辛かったこと
良かった事
色々な文化、言語が入り混じり、違う考えを持った人たちと出会う事で、私が思ってた当たり前が当たり前ではない事に気づきました。
視野が広がりいろんな角度から物事を見るようなった事で、新しい人達の出会いや経験が増え、怖がらずに挑戦できるようになった事。
そして、いつも寄り添い私をささえてくれる家族、友達、周りの人の大切さに気づかされた事です。
辛かった事
私自身、留学前、英語ができない状態で行ったので、言葉の壁がとても高かったです。
相手の言ってる事が分からない、そして相手に言いたい事が伝わらない事があり、ちゃんとコミュニケーションがとれてるのかいつも不安でした。
それに最初の頃は友達を作ろうにも英語ができないから、中々出来なくて辛かったです。
思うように英語が伸びなくて、葛藤したときもありました。
今となっては、その辛い事も良い事も私を大きく強く成長させてくれています。
そして、この体験が今の私のモチベーションをあげてくれている源にもなっています。
今後私はどうするか?
今、私は一人一人の生徒に向き合うことができる小学生の先生、そして世界で悩んで困ってる人々を助けたいという夢があります。今年の9月(2021年)からカナダに戻り、バンクーバーアイランドのコモックスバレーにあるNorth island college に進学します。
今の目標は夢の一歩でもあるUVic(ビクトリア大学) に編入できること。
てか絶対、そうなるから!!笑笑
第2章の旅、夢に向かってまた旅が始まります。
みんなへのアドバイス
最後まで読んで下さったみんなへ
ここまで読んでくださってありがとうございます。
多分みんなは15歳かな?
それより若いかな、私より大人の人なのかなぁ〜、わかりませんが、今の人生につまらなさ、どこか苦しさを感じてはいませんか?
私は同じ15歳の頃、毎日、そう思っていました。
でも、留学を通して違う世界に飛び込んで新しい扉が開く事ができました。
思い切って冒険をして、新しい世界を見てみませんか?
その冒険はあなたを180度変えてくれる人生の宝物になると私は思います。
留学なんて無理だよ、怖いし、何があるか分からない。
上手くいくかなと不安になってる人もいると思います。
凄く気持ち分かります。私も実際、今でも不安になる事も多々あります。
だけど、なんだかんだ言ってもその辛かった事も、後でいつも自分の財産として返ってきてるので、それも含めて楽しんでいこうと思います。
毎回そう思えるわけではないけど、できるだけそう思うようにしていきたいです。
失敗もあり、楽しい事もあるのが人生です。
失敗から学ぶことはたくさんあり、自分を大きく成長させてくれるものだと思うので、
ネガティブな事もあるから幸せもいっぱい感じれるんやと思います。
私からのアドバイスはもし、留学ができるチャンスがあるのなら、掴み取り恐れずチャレンジしてみて下さい。
自分を変えてくれるキッカケになるかもしれません。
あなたの人生に新しいページをたくさん増やしてみませんか?
新しい人生の旅が(留学)が待っています。
勇気を出して踏み出してみて下さい。きっと変わるはず。
心からみんながそうなるように願ってます。
これを読んだ事であなたにとってちょっとでも変化の光になりますように。
全ての人がそれぞれのカラーで輝き、ハッピーな旅に出逢える事を願ってます。